マイクロドライプリンター アルプス電気 MD-5500

投稿者: | 2014年9月7日

 

そうだ、デカール自作しよう。

 

今までデカールはキット付属か市販のものを使ってきました。

破損した場合や流通してない場合に既に絶版となっていると入手が非常に困難でした。

 

今でさえ無くなってしまいましたが、過去のF1マシンやGPマシンにはタバコスポンサーが

当たり前のようについてましたが、キット化された場合大人の事情でMarlboroやCAMEL、

Rothmansなどタバコのロゴデカールは付属されない、というわけのわからない事態に

現在なっています。

 

そうなると市販のデカールに頼らざるを得ないのですが、まず発売されるかわからない、

発売されてもすぐ廃版になってしまい、いつ再販されるかわからない、そもそも高価である、

などデカールについては本当に頭を悩ますところでした。

 

後は自作するしかないのですが、デカール印刷できるプリンターは現状

アルプス電気のマイクロドライプリンタ、MDシリーズのみとなっているようです。

マイクロドライとはインクがドライで熱転写方式のプリンタです。

 

通常のEPSONやCANONなどのインクジェットプリンターでも印刷できることは

できるのですが、白が印刷できないので、ゼッケンやマーキング等は作れず、

これは致命的なのです。

 

オークションで入手したのはMD-5500という機種。2010年5月で生産中止になりました。

ところがこのプリンタ、XPの32bitくらいしかまともなドライバが無いので、

別途XPマシンを入手しました。

これはリサイクル屋の店頭で画面が黄色っぽいせいでジャンク扱いでした。

ちゃんと動作はします。

(2020年2月23日追記:現在はWindows10上でVMWare Workstationで

Windows7仮想マシン環境で使ってます)

P1010912s

 

インクリボンは7本まで装着可能。インクジェットと違い何年放置してもヘッドが

詰まる事はありません。

P1010913s

 

このプリンターの特徴の一つがメタリック色(シルバー、ゴールド)が印刷できること。

試しに1.0mmから0.1mm刻みで4.0mmまでのサークルを印刷してみました。

シートはWAVEです。

P1010889s

 

なかなか鈍い輝きを放ちますね。メッキのような質感です。これは使えそう。

試しに貼ってみましたが、普通のデカールと同じ感じです。

軟化剤にも十分に耐えますね。ただ、印刷部分を切り出す必要はあります。

 

デカール自作にはほとんど万能に思えるこのプリンター、懸念点もあります。

それはインクがいつまで発売されるかということと、蛍光色が作れないこと。

メーカーのサポートも終わってるので修理もできないということ。

(修理メンテナンスやってるサイトはあることはあります)

 

あとは当たり前だけどデカール用のデータを作るのが大変、ということかな。

いずれにせよ、これに代わるプリンターが出る事を願います。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です